意見広告・議会報告
活動報告 超党派でケアラー支援条例 藤沢市議会政策検討会議座長 竹村雅夫
藤沢市では4月1日から、「ケアをされる人もする人も自分らしい生き方ができる藤沢づくり条例」が施行されました。この条例は、市議会で超党派の議員が協力して起草し、多くの市民の皆さんからもご意見をいただいて議員提案により成立させたものです。
”ケアラー支援”条例でありながら、条例の名称が「ケアされる人」という言葉で始まることを不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに、ケアは時にきわめて過酷です。しかしケアの大変さだけを強調すれば、ケアを必要とする人はどんな思いになるでしょう。この条例がめざすのはケアをされる人も・する人も、どちらもが自分らしい生き方のできる社会づくりです。そのために必要なのは「家族丸ごと」支援、そんな理念を込めました。
ケアを「される人」「する人」と言いましたが、それは単純に二分されるものではありません。人は弱さを抱えた存在で、誰もがみなケアをされて生きています。ですから条例にはこんな前文を置きました。
「人は、みな誰かから身体や心のケアをされて生きています。人生の中では、誰もがケアをされる側にもケアをする側にもなります。ケアは、人と人との関係をつなぐ大切な行為です。」
ケアが大切なことだからこそ、ケアを家族だけが担って孤立するようなことがあってはならない、社会の支援が必要なのだ。それが条例の制定趣旨です。
具体的なケアラー支援施策については今後「ケアラー支援協議会」を設置して当事者参加で「ケアラー支援計画」を策定し、「誰もが自分らしく生きられる」藤沢づくりをめざしていきます。
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