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藤沢 意見広告

公開日:2025.10.10

藤沢から新時代の神奈川を【18】
風水害に備える河川整備を促進

 本年も線状降水帯やゲリラ豪雨に伴う、風水害が日本各地で発生しました。こうした気象災害による被害を少しでも減らすべく、神奈川県では藤沢市内に流れる河川の整備を進めています。

 県で対策を進めている境川、引地川、小出川の3つの河川については、県の都市河川重点整備計画に位置づけられており、境川と引地川は時間雨量概ね60mm、小出川は時間雨量50mmの降雨に対応できるよう、遊水池や護岸の整備を重点的に進めています。

 境川の治水対策の課題となっている狭窄部(御殿橋〜堰跡橋の約900m)については、家屋が立ち並び川幅を広げることが困難であり、狭窄部を迂回するバイパス河川を計画し、現在はルート等の検討を行っています。また合わせて、狭窄部下流の河床掘削(川底を掘り下げて水が流れるスペースを広げる工事)を進めています。

 引地川の対策として進めている河床掘削は、令和4年度から河口部の掘削を始め、令和6年度に長久保みどり橋まで完了し、本年度も引き続き実施しています。

 小出川上流域の河川改修については、老朽化している護岸の修繕工事に合わせて、暫定的に河道拡幅を行うなど、流下能力を高める対策を進めており、最上流部の土地区画整理事業区域等の約150mを除き、本年度に完了する予定です。

遊水池に水貯留

 市内には、大雨の際に一時的に水を貯める3つの下土棚遊水池、大庭遊水池、境川遊水池があります。令和6年8月の台風10号では、境川遊水池に約92・4万㎥(小学校25mプール約2464杯分)の水を貯留しました。これにより、下流の大清水橋地点で最大178cmの水位を下げる効果があり、洪水を防ぐことができました。

 県では現在、横浜市栄区金井町において柏尾川洪水対策のため金井第二遊水池の整備を行っており、令和8年度中の暫定供用を目指しています。これにより、柏尾川や合流する境川の洪水リスクが低減する効果が期待できます。さらに引地川では、新たな遊水池を整備する構想もあり、激甚化する風水害に対応するためには早期整備が求められると考えます。

 引き続き河川整備を確実に推進し、浸水被害の軽減、安全安心な藤沢の実現に向けて取り組んでまいりますので、皆さまのご意見をお寄せいただければ幸いです。

吉田淳基

藤沢市辻堂元町2-6-39

TEL:0466-30-1045

https://www.atsuky.com/

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