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公開日:2026.03.20

藤沢市
ケアする人も自分らしく
支援推進計画策定、4月施行へ

  • シンポジウムでパネルディスカッションをする青木さん(右)ら

    シンポジウムでパネルディスカッションをする青木さん(右)ら

 藤沢市は、家族らへの介護や世話を無償で行う「ケアラー」を社会全体で支えるための指針「藤沢市ケアラー支援推進計画」を3月に策定、4月に施行する。「ケアをされる人もする人も大切にされ、夢と希望をもって健康で文化的な自分らしい人生を送ることのできる社会」を目指す。14日には市役所でシンポジウムを開催。行政担当者や専門家が、計画を具現化するための施策やケアの本質などについて論じた。

 2024年12月の市議会定例会で「ケアをされる人もする人も自分らしい生き方ができる藤沢づくり条例」が全会一致で可決された。

 ケアラーは献身的な支援を行う一方、心身の重い負担や情報の不足に直面し、学業や就労などの日常生活に支障をきたすケースが多い。市は高齢化や障害など多様な理由により、ケアラーの存在が社会的に注目されている背景を踏まえ、条例の趣旨に沿い、ケアラー支援を総合的・計画的に進めるために計画を策定した。相談窓口の充実や早期発見の仕組みづくり、専門的人材の育成など多岐にわたる施策を展開。計画期間は26年度から29年度まで。

気づきとつながり

 シンポジウムには、関東学院大学看護学部教授で、昨春立ち上がった市ケアラー支援協議会会長の青木由美恵さんが登壇。基調講演とケアラー経験者とパネルディスカッションを行った。

 青木さんは、育児と介護を同時に担うダブルケアラーや働きながらケアを行うビジネスケアラー、18歳未満のヤングケアラーなどの状況に合わせた支援の重要性を強調。ケアラー支援の核心は「周囲の気づきと当事者の自己認識」とし、当事者は家族を支えることを当たり前と感じ、自身が支援対象のケアラーであるという自覚を持ちにくいという。

 計画が目指すのは、行政や市民、事業者、学校、関係機関がそれぞれ役割を果たし、継続的に連携する体制の構築だ。青木さんはケアを負担として取り除くのではなく、習い事や外出など本人が望む活動を維持しながら、その人らしい人生を歩めるよう支えるアプローチが必要と説明。「ケアは人の命を支える尊い行為」とし、ケアに携わる人々がその役割を通じて豊かになれる社会の実現を訴えた。

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