鎌倉高校サッカー部が全国高校選手権大会県予選で、6月の関東大会王者・川和高校を破りベスト8に入る健闘を見せた。
準々決勝進出を懸けた川和高校との一戦は雨の中の激闘となった。前半に失点し、リードを奪われる苦しい試合展開。ぬかるみにボールがとられる最悪のグラウンド状態にも「我慢すれば勝てると思った」と振り返るのは押本祐輔部長。チーム一丸で我慢のサッカーを続けた。
培ってきた粘り強さが実ったのは試合終了5分前。鎌高は相手のファウルによってPKのチャンスを得る。これを渡辺大貴選手が見事に決め、土壇場で同点に追いついた。流れは一気に鎌高へ。決着は延長戦に持ち越された。
決勝点をもぎとったのも渡辺選手だった。延長前半、思い切り振りぬいたロングシュートはゴールポストに当たり、ネットを揺らした。劇的な逆転勝利で強豪を撃破した。
準々決勝では0対3で平塚学園に涙を飲んだが「高校で一番力を入れたのは部活。顧問の小柴健司監督と一緒にサッカーが出来てよかった」と押本部長は話す。
同校の卒業生で日本代表として活躍した経験をもつ小柴教諭のもと、着実に力をつけている同部。「監督を全国へ」の夢は後輩に受け継がれた。
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