NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放映に合わせ、ガイドブックを制作したフェリス女学院大学(横浜市)の学生たちが、清泉小学校で7月7日に出前授業を行った。
鎌倉市とフェリス女学院大学は昨年12月、学術を中心とする包括連携協定を締結。同大学の文学部日本語日本文学科・中世文学ゼミの学生たちが、鎌倉市内の小中学生向けの学習資料として「鎌倉殿・人物ガイドブック」を制作した。
ガイドブックを活用し、小学校で初めての出前授業となった今回は、谷知子教授(62)と学生8人が訪問し、清泉小の6年生に講義した。
ガイドブックに掲載する人物をスクリーンに映しながら、谷教授が解説。源頼朝の邸宅「大倉御所」の跡地に立つ清泉小の児童たちを前に、谷教授は「『鎌倉殿』という存在はこの地で誕生しました」と語りかけ、頼朝や北条義時、梶原景時などを紐解いていった。また学生がクイズを出題し、子どもたちの興味を引いた。
大河ドラマを視聴するという三壁陽介君は「細かく教えてもらいわかりやすかった」と振り返り、根石葵さんは「(北条)政子は女性なのにすごい」と感心していた。
講師役の大学生・佐藤侑里さん(21)は、「ガイドブックは教科書に載っていないことにも触れている。歴史上の人物に興味を持ってもらえれば」と話した。ガイドブックは鎌倉市のホームページでも閲覧できる。
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