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鎌倉 社会

公開日:2025.12.12

地域防災力、共に高める
高橋浩一消防長インタビュー

  • 本紙の取材に応じる高橋消防長

 歴史的な街並みと観光客のにぎわいが混在する鎌倉で、火災予防から災害への備え、そして組織強化を進化させる鎌倉市消防本部。市民の安全・安心な暮らしを守るためにどのように立ち向かうのか、高橋消防長に聞いた。

 -4月に着任し約8カ月、業務への思いは。

 「『犠牲者を絶対に出してはならない』という思いを持っています。当本部では、45歳未満の若い職員で全体の75%を占め、育成を徹底することが、組織力の維持・向上に不可欠です。一方で、高齢期の職員の体力管理や適材適所への配置といった対応も取り組んでいき、市民からの信頼を獲得できるチームづくりを進めていきます」

 -冬の火災予防の重点ポイントは。

 「火災は、機器の誤った使用方法といった人的要因や、製品不良による物的要因、それらが複雑に絡み合って発生します。市民の皆さまには、暖房器具やコンロの近くに可燃性の物品を置かない、電源コンセントやコード類を整理・清掃するといった基本的なことを、年末の大掃除の機会に徹底していただきたいです。また、鎌倉は三方を山に囲まれている地域特性があります。このため、林野火災(山火事)が発生すると、延焼拡大する危険性が非常に高まります。空気が乾燥し、風が強い時などは、山際での喫煙、焚き火、火遊び、バーベキューといった火気の使用を控えていただくよう、強くお願いしたいです」

 -地域防災と市民との連携については。

 「近年、災害の頻発化、甚大化が進んでおり、限られた人員で全ての災害に対応することは困難です。そのため、地域防災力の強化は極めて重要であり、喫緊の課題です。私が考える理想的な地域防災の形は、市民一人一人が自助と共助の意識を持ち、『いざという時に行動できる』ことです。そして、私たち鎌倉市消防本部は、これからも職員一丸となり消防業務に全力で取り組み、市民生活の安全安心確保に努めてまいります」

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