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公開日:2026.06.19

腰越で「本当に儲かる店をつくる」 地元と専修大生が二人三脚で事業計画 年末に公開プレゼン予定

  • 腰越で店舗経営をする木下さんに質問をする学生たち。左から木下さん、専修大学の学生4人、中丸組合長

    腰越で店舗経営をする木下さんに質問をする学生たち。左から木下さん、専修大学の学生4人、中丸組合長

 観光地鎌倉にありながら、新規出店が長続きしないという課題を抱える腰越。この「もったいない立地」の未来を動かそうと、地元の「腰越未来共創組合」(中丸潤組合長)が動き出した。専修大学の学生チームとタッグを組み、「本当に儲かる店をつくる」プロジェクトを始動。年末の事業計画発表に向けて現場での挑戦が始まっている。

 現場視察の初日6月6日、メンバーは江ノ電・江ノ島駅に集合。そこから江ノ電を横目に腰越を歩き、地元の生活と観光の動線を確認しながら腰越漁港まで見学した。

 案内役を務めた中丸組合長は、現役の漁師であり、地域団体の代表や「ぶらり呑み歩きの日」の実行委員長などを務めてきた。改めて商店街を歩き、「お店が少なくなっている現実を目の当たりにして悲しかった」と胸の内を明かす。だからこそ、きれいごとの地域活性化ではなく、持続可能なビジネスとして「本当に儲かる店」を街に根付かせたいという思いがある。「若者ならではの視点を生かして、店づくりをリードしてくれるとうれしい」と話す。

先輩経営者も商売の本質を伝授

 さらに一行は、腰越駅前にある「KINOワインショップ&カフェダイニング」を訪問。同店の木下正行取締役会長から、商売のリアルを聞く機会を得た。

 学生からは「ターゲットは地元向けか、観光客向けか」「サーファーの利用や移住者の動向は」など、積極的な質問が飛び交った。木下さんは一つ一つの問いに丁寧に答えながらも、「ビジネスで最後に必要なのは『人間力』。お客さんに喜んでもらえることをトコトン考え、地道に努力を続けること」と、先輩経営者として商売の本質を語りかけ、激励した。

 プロジェクトは今後、実際の不動産データや漁師から仕入れる魚の原価、鎌倉野菜の流通ルートといった「生の情報」をマーケティングに落とし込んでいく。夏から秋にかけて商品設計や現場検証を重ね、12月には地域や事業者の前で、計画をプレゼンする。

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