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公開日:2026.07.24

金田家住宅主屋、旧大佛次郎茶亭 国登録有形文化財に答申 市内の登録数は計48件へ

  • 金田家住宅主屋=鎌倉市提供

    金田家住宅主屋=鎌倉市提供

  • 旧大佛次郎茶亭=鎌倉市提供

    旧大佛次郎茶亭=鎌倉市提供

 文化庁の文化審議会文化財分科会は7月17日、鎌倉市内に所在する「金田家住宅主屋」(極楽寺)と「旧大佛次郎茶亭」(雪ノ下)の2件を、国の登録有形文化財(建造物)として新たに登録するよう文部科学大臣に答申した。官報での告示を経て正式に登録される見込みで、同物件を含めると市内の同文化財は計48件となる。

 登録有形文化財(建造物)とは、原則建設後50年を経過した建造物のうち、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」「造形の規範となっているもの」「再現することが容易でないもの」などを対象に、国が保存および活用を緩やかに推進するもの。

金田家住宅主屋

 金田家住宅主屋は、1885(明治18)年に建築された、極楽寺門前に位置する旧名主の主屋。入り母屋造りで、六間取りの土間上部は豪壮な井桁状の梁組になっている。ヒロマには差鴨居が用いられ、オクには式台や座敷飾りが完備されている。

 これらの特徴が「造形の規範」に該当するとされた。所有者は個人。

旧大佛次郎茶亭

 旧大佛次郎茶亭は、1919(大正8)年に建築された、鶴岡八幡宮の南側に位置する茅葺建築。随所に銘木をあしらう茶室が二室並んでいる。床脇に円窓があり、違い棚を配すなど斬新な意匠。鎌倉では希少な関東大震災以前の建物で、小説家の大佛次郎がサロンとして使用した、上質な数寄屋風建築。

 これらの特徴は、「造形の規範」に該当となった。所有は(一社)大佛次郎文学保存会。

 今回の答申を受け、鎌倉市文化財課は「鎌倉の豊かな歴史や文化を象徴する貴重な建造物が新たに評価されたことをうれしく思う。市内に残る貴重な歴史的・文化的遺産を将来にわたって確実に後世へと継承していくため、今後も所有者や関係者と連携を図りながら、必要な保全・活用の手続きを着実に進めていきたい」としている。

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