市内緑が浜在住のプロキックボクサー伊澤波人(なみと)選手(21)が、中国広東省でこのほど開催された格闘技大会「英雄伝説2014」に参戦。初の海外大会出場となった今回、世界55kg級王座決定トーナメントで優勝を果たした。
伊澤選手が出場したのは中国で2006年から始まったキックボクシング大会。今大会も6千人規模の大ホールでテレビ中継が入るなど人気のイベントだ。
55kg級王座決定戦は今回が初開催のトーナメント。準決勝で本命視された中国人選手と対戦したが、最終3ラウンドのラスト10秒の飛び膝蹴りでダウンを奪い判定勝利。決勝戦も対戦経験の無いタイのムエタイ選手と当り、初回に苦労するも2ラウンドでKOするなど、関係者も驚く快進撃で初代王者の栄冠をつかみ取った。伊澤選手は「嬉しさもありますが、今まで応援して貰った方々に少しは恩返しが出来たかなという気持ちです」と控えめな笑顔で語る。
夢はK-1チャンピオン
格闘技に出会ったのは緑が浜小1年の時。東京ドームでK-1の大会を観戦し、その熱量を目の当たりにした。運動は苦手だったが「とにかくピーター・アーツ選手やアンディ・フグ選手のように強くなりたい」と、地元の空手教室に通いだした。中学2年からは他の空手ジムの門をたたき空手漬けの毎日が始まった。「週1回だった練習が週7日になって大会などで勝てるようになりました」と振り返る。高校1年からキックボクシングを始め、2年生の時にプロデビューを果たした。
現在は「チーム・ドラゴン」(東京都町田市)に所属し、国内トップファイターが集う格闘技イベント「Krush」を主戦場としてキャリアを積んでいる伊澤選手。「中国の大会でも年内に防衛戦があると思いますが、負けるつもりは無い。Krushのタイトルも取って、夢だったK-1のリングに立ちたいです」と意気込みを話している。
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