アレセイア湘南高等学校の男子バスケットボール部(アブ・フィリップ主将)が10月18日から25日に行われた県高校秋季大会で優勝し、12月に東京で開催される「第46回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会」(ウインターカップ)に2年連続で出場する。
初戦を78―71、2回戦では延長までもつれ込んだ接戦を97―90で制したアレセイア。決勝では今年の県高校総体で優勝した強豪・厚木東と対戦した。チームの主力・フィリップ主将(3年・センター)にマークが集中する中、フォワードの井上陽喜選手(2年)が厚木東のエースを抑え、ポイントガードの安達虎太郎選手(2年)が鋭いドライブやパスで切り込むなどチーム全体で連携。フィリップ主将も連続でシュートを決め、89―63の大差をつけて優勝を勝ち取った。
くやしさ胸に猛練習
昨年、県内4冠(新人戦・春季大会・県高校総体・秋季大会)を果たしインターハイにも出場した同部。今年は春季で優勝したものの県高校総体で3位となりインターハイ出場を逃した。くやしさを抱えたまま夏に3年生の半数が引退し、フィリップ選手が新主将としてチームを引き継いだ。
毎年、夏休みを利用して行われる新潟県・妙高高原での高地合宿では、早朝から走り込み中心のハードなメニューをこなし基礎体力の向上に取り組んだ。同部の小田島誠監督は「戦略・戦術と違い、スピードとパワーはゲームが始まってから修正できない。秋季大会では疲労で相手チームの動きが鈍ってからもこちらは動けていた」と振り返る。
最後の大会「全力で」
全国から50チームが出場するウィンターカップは、12月23日から29日に東京都渋谷区の東京体育館で開催される。
昨年は初戦敗退の苦汁をなめた同大会。3年生として最後の大会を迎えるフィリップ主将は「インターハイに出られなかったくやしさを胸に、チーム一丸で練習を重ねてきた。全部の力を出して、めっちゃ頑張りたい。絶対に負けたくない」と意気込みを語った。
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