県立茅ケ崎里山公園(芹沢)のパークセンター前で4月から6月の土日祝日、月4、5回のペースで茅ヶ崎飲食店組合加盟のキッチンカー事業者が出店する。新型コロナの影響を受ける飲食店の支援拡充や、来園者に地元グルメを楽しんでもらうことが狙い。
初の実施日となった4月10日は、ハワイアン料理の「アフアフ」が出店。快晴に恵まれ、昼頃にはピクニックなどに訪れた来園者が弁当を購入し、園内のベンチなどで味わっていた。同店の土屋大成さん(57)は「予想よりも多くご注文をいただきありがたい。天気も良いので、外での食事を楽しみたいという思いがあるのでは」と話す。
里山公園では通常売店が設置されているが、新型コロナの影響で今年1月から休業に。近隣に飲食店も少なく、出店は周辺住人にとっても吉報だったようだ。近隣に住む30代男性は「たまたま立ち寄ったところ、茅ヶ崎の有名なお店の食事が食べられてうれしい」と話していた。
時間は午前11時から午後2時まで。4月中の予定は次の通り。17日(土)アフアフ、18日(日)・29日(木・祝)つじ道ラーメン、24日(土)KAKUReNBO、25日(日)ちゅら島家。5月以降は市ホームページで確認を。
飲食店支援を継続
茅ヶ崎市はこれまでもさまざまな形でキッチンカー販売業者の支援を実施してきた。昨春には、閉館していた公民館駐車場を解放。また市役所前広場では、毎月第3週の月〜金曜日に食事販売を実施している。
今後は市役所前広場をさらに活用し、キッチンカーだけでなくより広い飲食事業者の出店も実施。初回は4月19日(月)の午前11時から午後2時でKei’s Pan(パン)、伊勢屋(鮮魚料理)が出店予定で、今後も継続していく。
この取り組みは今年1月に、茅ヶ崎地区食品衛生協会の宮川茂夫会長と茅ヶ崎飲食店組合の神村貴男会長が連名で提出した、緊急事態宣言に伴う「時短営業協力金」の対象にならない事業者への支援を求めた要望書を受けて考案された。宮川会長は「このような取り組みはとてもありがたい。この流れを飲食店組合以外の関係団体、店舗の支援や応援にもつなげていければ」と話す。
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