連載Vol.12 世界が切り替わる魔法の言葉
鍼灸師・カウンセラーの鈴木友紀子さんによる、人生を大きく変えた一言や救われた一言、それにまつわるエピソードと「言葉の持つ力」について紹介する連載コラムです。
お母さん、お父さんたちへの一言子どもの「今」に寄り添って
繊細なお子さんのお悩みで来院される方が多いです。最近は心も複雑になっており、「大勢が苦手」「大きな音が苦手」「時間通りに動くのが苦手」とさまざま。
私たちの育ってきた環境とは、まるで違いますから親も困惑します。
そして、どうしても自分が取ってきたレールに乗せたくなります。
けれど、もう1歩深く、子どもたちが今、抱えている気持ちに寄り添ってあげて欲しいのです。
「早く学校に行けるように」「しっかりした大人になれるように」と親は願います。
ただ、それは子どもを思っているようで、自分の安心のためになっていないでしょうか?
子どもは子どもなりに、思うようにいかない心と身体に葛藤しています。親の期待に答えられない自分を責めているかもしれません。描いた夢に進めず、もがいているかもしれません。
親はついつい先を心配しますが、お子さんの「今」を見つめ、共感し、抱きしめてあげてください。
子どもたちが欲しいのは、過度な期待ではなく、存在そのものへの肯定です。
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