共に歩む、縁の下の力持ち

　○…「先頭に立って引っ張っていくタイプではない」と自己分析する。モットーは「仲間ファースト」。会員のやる気を引き出し、思いを形にする手助けをしていきたいと言う。任期は２年。「縁の下の力持ち」となり、24人の会員一人一人が輝く青年部を目指していく。

　○…プラント設備工事などを手掛ける米田工業（田端）の３代目社長を務める。仕事を通し、再会した古くからの知人に誘われ青年部に加入し、７年目。「異業種の方々と知り合えることが楽しい。活動が本業の息抜きになっているかも」と笑う。昨年は、会員が活動で得た成果や意見を発表する主張大会に出場し、地区大会を突破。県大会へ駒を進めた。原稿には、主催事業の「どまんなか祭り」が会員や地域にもたらした効果などをしたためた。「ものすごく苦労したけど、本番は緊張を通り越して楽しかった」と晴れやか。

　○…横浜生まれ、寒川育ち。20歳で結婚し、現在は妻と娘と秦野で暮らす。趣味は夫婦そろって「スポーツカー」。トヨタの「ＭＲ２」が現在の愛車で、妻は日産の「１８０ＳＸ」を乗りこなす。娘もスポーツカー好きだといい、休日は家族を乗せて長野や群馬、山梨などへドライブを楽しんでいる。また、サーキットで走るなど本格派で、「本当に好きなんですよ」と少年のように無邪気な表情を見せる。

　○…昨年、７年ぶりに寒川駅前公園で「神奈川のどまんなか祭り」を復活させた。当時の部長が「町に笑顔をあふれさせたい」と意気込んだように、当日は運営も出店者も来場者も笑顔が弾けていた。「達成感や一体感も感じられ、町や地域に恩返しもできる。継続的な開催を目標に、活動していきたい」と言葉のなかに熱量が感じられた。