第74回神奈川県青少年創意くふう展覧会で、土沢中学校3年の與野(よの)佑樹さんが、発明協会会長奨励賞を受賞した。
創意くふう展は、県内の児童・生徒に発明する楽しさと、創作する喜びを体得させる事を目的に開催されている展覧会。
與野さんは、夏休みの課題として「蚊取り線香タイマー」を作成し、平塚市の同展覧会で「平塚北ロータリークラブ賞」を受賞。県の展覧会に出品された。
県の展覧会には、県内から499点が出品。與野さんの作品は、うち10点に与えられる「特別賞」を受賞した。
発明のきっかけは、同居している祖母との会話にあったという。「亡くなったおじいちゃんが、何十年も前に蚊取り線香でタイマーを作ったと聞いて、作ってみたんです」と與野さん。
蚊取り線香の途中に板状のアルミを巻いたシンプルな作品だ。蚊取り線香の火がアルミの部分に到達すると、温度が下がり火が消えるという仕組み。
與野さんは、何度か検証を繰り返し、蚊取り線香が1cm燃えるのに約5分かかる事が判明。これにより、蚊取り線香の消化の手間が省けるだけでなく、燃えた長さで時間を計ることも出来るようになった。
與野さんは、「受賞の知らせを聞いてとてもびっくりしました。電気を使わずに時間が計れる点が評価されたのではないかと思う。おばあちゃんも喜んでくれてよかったです」と、受賞を喜んでいた。
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