J1リーグ3連敗を避けたい湘南ベルマーレは7日、鹿島アントラーズをホームに迎えた。一進一退の攻防だったが試合終了直前に山根視来の劇的弾で鹿島を突き放し2対1で勝利した。
これまでフル出場してきた秋野央樹が欠場した湘南は中央に菊地俊介と石川俊輝を布陣とした。
序盤からゲームは動いた。湘南は前半5分、菊地が中盤をつなぎ右サイドへと展開、駆け上がった岡本拓也が鋭いクロスを上げ、オウンゴールを誘い、先制する。
しかし2分後、鹿島は三竿健斗のスルーパスを鈴木優磨がトラップ一発で抜け出す。秋元陽太が間合いを詰めるも冷静にゴールに流し込まれ、試合は振り出しに戻る。
後半に入ると、湘南はこの日のシュート数16本の鹿島に苦しむ場面が続く。しかし豊富な運動量を武器に前線からプレスを仕掛けボールを奪うと速攻に転じ、鹿島守備陣を脅かした。
このまま引き分け終了かと思われたが、ドラマはアディショナルタイムに訪れた。最後の望みをかけてスローインで歩を進めた湘南は94分、こぼれ球に素早く反応した山根視来が、大きく蹴り出しペナルティエリアに進入、「うまく前に運べて、最後は振り抜くだけだった」と、勢いそのままに右脚を一閃、ゴールネットに突き刺した。直後ホイッスルが鳴り響き、劇的な勝利を収めた。
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