今年3月に発足したベルマーレU-15ガールズの監督を務める 清水 郷介さん 長持在住 37歳
なでしこ育成 情熱注ぐ
○…ベルマーレの前身にあたる藤和不動産サッカー部創立から50周年を機に、活動の場が少ない女子中学生の受け皿としてチームの発足が決定した。女性監督を招聘する案もあったなか、サッカースクールでの実績を買われて指揮官の要請を受けた。中学生25人を率い、3月から始動した。練習中は厳しくも、ピッチを離れたら表情が緩む。学校の成績や流行の話題でコミュニケーションを図り、「手さぐり状態だけど、やりがいはある」と意欲的だ。
○…「豊富な運動量で攻撃的なチームにしたい」と、J1リーグで活躍するトップチームのスタイルを踏襲する方針だ。選手にはサッカーを離れても役に立つとして考えて行動し、反省するサイクルを植え付ける。個々の選手と向き合える限られた時間の中で「あいさつが当たり前にできて、自分の意思や意見をはっきり言える選手に育てたい」と自立心の育成も視野に入れる。
○…福岡県久留米市出身。サガン鳥栖の下部組織でコーチを経て、2012年にベルマーレへ。サッカーだけに絞らず、ビーチバレーやトライアスロンといった複数の競技を抱え、地域住民がスポーツを通してベルマーレに触れる機会を創出する総合型スポーツクラブを学びたいと考えた。「ベルマーレに触れる間口を広げる取り組みは、やがて地域にサッカー文化が根付くはず」と展望する。
○…一人ひとりに聞き取りを行うと、高校でもサッカーを続けたいと希望する選手が大半を占めた。嬉しく感じた一方で「どこに出しても通用するよう、能力を伸ばしてあげたい」と使命感を燃やす。女子サッカーは監督含めて、親しみを込めてニックネームで呼び合う風習にあるといい、どんなあだ名を拝命するのか「楽しみ」と笑った。
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