リーグ戦3連敗の暗雲を脱したい湘南ベルマーレは26日、同じく3連敗中のFC東京をホームに迎えた。互いに決定機を作ったが精彩を欠き、スコアレスドローとなった。
序盤からチャンスを作った湘南は18分、左サイドでボールを受けた石原広教が低く鋭いクロスを供給。小川慶治朗が抜け出して頭で掠らせたが、相手GKに片手で阻まれる。27分にはこぼれ球に再度小川が反応、縦回転をかけたダイレクトボレーはキャッチされる。
徐々に流れがFC東京に傾き、湘南は耐える時間が続く。31分には一本の縦パスで抜け出した相手FWに山根視来が食らい付き、足を伸ばして決定機をつぶす。
FC東京のゲーム支配は守護神・秋元陽太が断ち切った。FC東京のパス回しに中盤を崩され放たれた1本目は横飛びではじく。こぼれ球に詰めた相手選手の脚に身体ごと突っ込ませて2本目をブロック。さらに詰める相手に猛然と立ち向かい、わずか5秒間で訪れた3回の危機を、我が身ひとつで乗り越えた。
守護神の奮闘に鼓舞された湘南は後半に入り流れをつかんでいく。55分、ペナルティエリア内でボールを受けた松田天馬が得意の縫うようなドリブルでDF2人を引き剥がし、GKと1対1まで持ち込み左脚を振り抜いたが、バーに嫌われた。終了間際に怪我で戦列を離れていたイ・ジョンヒョプを投入し攻撃に厚みを持たせたがタイムアップ。
曺貴裁(チョウキジェ)監督は「決定的なピンチを陽太が止めて流れをつかんだ」と振り返り「我々はどんな形でも上に進んでいけるチーム」と選手のさらなる成長を促していた。
湘南は現在、リーグ14位。次節V・ファーレン長崎戦(9月5日)で光明を見いだせるか。
|
<PR>
平塚版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>