湘南ベルマーレひらつかビーチパークのライフセービングクラブリーダー 冨樫 幹大(みきひろ)さん 東海大3年 21歳
海を守るスポーツマン
○…海の安全を守るライフセービングクラブのリーダーとして、大学生約30人、社会人OB・OGらメンバーを束ねる。「防げる事故は自分たちが防ぐ。来場者にはルールを守って海水浴を楽しんでほしい」。鍛え抜かれた筋肉とその言葉が頼もしい。
○…東京都出身。小学生の頃に埼玉へ移住し、サッカーや野球に熱中。東海大学中等部と高校ではバスケに青春を注いだ。始発で朝練に向かい、夜遅くまで自主練習を続ける毎日。高校3年では推薦組を追い抜き、選抜合宿に選ばれるまでになった。「”負けん気”では負けない」とにこり。警察官、消防隊員になる夢を見据えて、東海大では法学部を専攻。バスケ仲間に誘われ参加した見学会でライフセービングに出合った。
○…砂浜をボードを抱えて走り、長い時で400mを続けて泳ぐ。もちろん訓練はハードだが、「救助のために体を鍛え、知識を吸収し、自分を磨いていく感覚にやりがいを感じた」。大学2年の夏、沖から戻れなくなった学生を初めて救助した。焦りとプレッシャーの中の救助だったが、振り返ってみると「もっと上手くできたのでは」。その経験から、今年リーダーを務めるにあたっては、「緊張感とスピート感を持ちつつも、レスキューしている人自体も安心させられるチーム作りを目指す」と意気込む。
○…シーズン中は休みの日も秦野の家から平塚に通い、丸一日クラブの訓練に励む。週に一度、ビーチセンターでのバイトを上がると、パークのコートでストリートバスケに興じる。「体を動かすのはやっぱり楽しい。また野球とサッカーもやりたいな」。この夏、あふれるエネルギーを市民の安全に注ぐ。
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