小田原市が運営するレンタサイクルは年間２千台を貸し出している
中井町を含む県西の観光周遊を増やそうと、県は５月にレンタサイクル導入の準備会を立ち上げた。
国の補助金約３千万円を活用し、貸出拠点「サイクルポート」を県西に４カ所設置するというもので運営は民間に任せ、各拠点での乗り捨ても可能にする。今後は２市８町の行政や観光団体などによる「推進委員会」を立ち上げ、年度内の導入開始を目指す。
小田原市内にはすでにレンタサイクル「ぐるりん小田原」があり、城や漁港周辺の散策用として年間２千台以上が貸し出されている。箱根や湯河原にもレンタル拠点があるが、相互乗り捨てや自転車運搬といった連携はなかった。今後はこれら既存拠点も含む広域のネットワーク化や環境整備を模索する。
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