二宮町子ども会育成会連絡協議会の会長を務める 小暮 勲さん 二宮町在住 42歳
地域ぐるみで子ども育成
○…地域の子どもを地域で育てていこう、と呼び掛ける。二宮町子ども会育成会連絡協議会(以下、子育連)の副会長を2年間務め、今年度の会長に就いた。学年の異なる子どもたちが地域交流を通して学び、成長していく過程では「親や学校の先生以外の大人との接点を持つことが大切なこと」と話す。
〇…子育連に入ったのは、不惑を迎えた3年前。若手経済人などが地元に根差した社会活動を展開する、出身地厚木市の青年会議所(以下、JC)を「卒業」する際に「JCでの経験を生かしたい」と思った。そのころ、民間の有識者団体が発表した「消滅可能性都市」も自身に大きく引っかかっていたという。「二宮町の宝は何だろうと考えて、住民だと気付いたんです」。二宮町にずっと住みたい。住んでもらいたい。だからこそ「子どもたちには楽しい思い出をたくさん作りたい」
〇…ボランティア活動は大変そう。そんな先入観を払拭するべく、子育連だよりの広報紙やフェイスブックなどを活用して活動を積極的にPRする。活動に参加した人たちには「楽しかった」「やり甲斐があった」という喜びや自信を持ち帰ってほしいと願う。町内には16単位の子ども会があり、6年生を対象にした7月の野外研修はレクリエーション大会、子ども会祭りと並ぶ子育連の主軸事業。役員や協力者たちとともに、今年で44回目を数える野外研修の準備に余念がない。「行事が無事に終わった時は達成感があります」と精悍な日焼けした笑顔を見せる。
〇…小学校高学年からサッカーに夢中になり、プロ選手を志して湘南ベルマーレのユースでプレー。結婚を機に、夫婦揃って富士山と海が見える所がいいと、二宮町へ移り住んだ。コグレマリンサービス勤務。
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