大磯町に本拠地を置くSEISA OSAレイア湘南FC監督を務める 柄澤 俊介さん 寒川町在住 48歳
女子サッカー発展を牽引
○…関東女子サッカーリーグが開幕。1部に所属するSEISA OSAレイア湘南FCは4月10日の第1節で大東文化大学に8対0で勝ち、白星スタートを切った。「ボールを保持し、臨機応変に安定したプレーで点をしっかり決めることができた」と穏やかな口調で試合を振り返る。一方、選手たちは細かいミスがあったゲーム内容に納得がいかず、反省しているという。監督の目には、常により上を目指すチームの志の表れが頼もしく映っているようだ。
○…寒川町出身。小学2年でサッカーを始め、湘南ベルマーレの前身であるフジタSCのジュニアユースとユースに所属した。大学進学後は競技から離れたが、思いがけなく再開。我が子に勧めたことはないのに息子がサッカーを始めたことから、少年チームのコーチを引き受けた。ティーンエージャーの女子も活動を続けられるよう、女子サッカースクールを秦野市で開設した。
○…星槎グループのグラウンドを使用していた縁で、2012年に同グループが運営するチームの指導者に就いた。全国トップの営業成績を出していた会社員からの転身。地域の女子サッカーの拠点となるようなチームを創るという星槎の目標に共鳴した。「(3月に他界した)宮澤保夫会長がいなければ、神奈川の女子サッカーは変わっていなかったかもしれません」。サッカーの裾野拡大へ未就学児を対象にしたスクールも始める。
○…星槎国際高校湘南女子サッカー部総監督。創部5年目に全日本高校選手権大会初優勝へ導いた。今や全国大会の常連校だが、部員たちには全国制覇をゴールとすることを求めない。「パスでつなぐ星槎らしいサッカーを通じた人としてのレベルアップ。個の最大化」を目標に掲げる。
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