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公開日:2022.12.23

大磯町が新たな船出
町長の退任式・初登庁

  • 大磯小で給食を食べる池田町長(左)

  • 町職員に拍手で送られ退任する中崎氏

 任期満了に伴い11月27日に実施された大磯町長選挙の結果を受けて、大磯町役場で町長の退任式と初登庁が行われた。新町長の池田東一郎氏は公務初日の仕事の一つとして大磯小学校を訪れ、児童と談笑して給食を食べることで「黙食」の見直しを呼びかけた。

 池田氏の初登庁は12月15日。県議時代からのトレードマークの自転車に乗って登場した池田氏は、出迎えた町職員や町民から拍手で迎えられた。就任の挨拶では「新米町長なので、町職員の皆さんが頼り。選挙で掲げた政策を一つ一つ実現していくことが私の任務と思っている。町民がもっと安心して暮らせる大磯をつくっていくため、役場一丸となって尽力を頂ければ」と職員に呼びかけた。

 この日、池田氏は正午過ぎに大磯小学校へ。4年4組の教室で「今日から町長1年生の池田東一郎です」とあいさつし、児童らと給食を共にした。

 選挙の政策にも掲げていた学校給食の現場を視察するとともに、これまで感染症対策のために推奨されていた黙食が緩和されたことを町長が身をもって示す狙いもあった。興味津々の児童らに囲まれた池田氏は「どんなメニューが好き?」「先生は優しい?」など会話を楽しみながら給食を味わった。

「方向性示せた」

 3期12年町長を務めた中崎久雄氏は、14日の退任式で見送りに集った職員らに感謝を述べ「この12年間、皆さんの力で町の様々な課題を解決し、方向性を示すことができた。ここで得た人とのつながりを誇りに思い、築いた人脈を今後の町のために使っていけたら」と深々と頭を下げた。

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