「議員ってどんな仕事なの？」という率直なご質問を、よく頂きます。本会議・委員会での質問や討論をする以外にも議員としての活動は実は幅広いのですが、町民の皆様にしっかりとお伝えしきれていないのだなと感じることも多いです。

　『ざっくばらんに』と名付けた活動報告会を、町内の地域会館での対面方式とＺｏｏｍを利用してのオンライン方式で開催してきました。この報告会では町政の動きをご報告するとともに、高齢者の方々や子育て真っ最中の保護者の方々から身近な課題を直接お聞きする貴重な機会となりました。また日々の議員活動及び地域活動についてはＦａｃｅｂｏｏｋによる発信を基本としつつ、『さとしの芽』と題した活動報告チラシを全戸配布して、町政の見える化に努めてまいりました。

　このような活動が町民の方々からの個別の相談につながることもあります。例えば、町内の一人暮らしの高齢者の方から「足を挫いてしまい通常の生活ができなくなってしまったが、どのような行政サービスが使えるかわかりにくく、対応も遅い」というお困りの声を頂きました。このことを一般質問を通じて町行政に相談窓口体制を問い、職員研修による行政サービスの向上につなげることができました。また、『さとしの芽』をお読み頂いた保護者の方から、待機児童についてのご相談をお受けすることもあります。

　地方分権が叫ばれて久しいですが、自治機能を存分に働かせるために地方議員に求められる役割はますます大きくなってきています。自らの考えはもとより、議会における議論や政策を丁寧にお伝えし、地域からのご意見やご要望に真摯に向き合うことが大切になります。これからは『さとしの芽』の発行回数を増やし、『ざっくばらんに』も各町内会で開催する出前報告会へと進化させ、身近な議員として活動してまいります。

吉川 諭

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