二宮町のダンススタジオ「Ａｎｇｅ　ｉｎ　ｔｈｅ　Ｐｏｃｋｅｔ（アンジェインザポケット）」の児童らが第80回全国舞踊コンクール児童舞踊部で４位に入賞した。指導者２人には特別賞の童心賞も贈られた。

　東京都のめぐろパーシモンホールで３月23日から４月４日まで行われた同コンクールには、全国から７８６組１１２２人が出場。バレエ、児童舞踊、現代舞踊などの各部門に分かれてダンスを披露した。15組１８０人が出場した児童舞踊部で同チームは「イースター〜幸せを運ぶうさぎ達〜」を発表。当時年長から中３までの男女混合16人でイースターの国のうさぎが幸せの詰まった卵を配り、幸せを届けるストーリーを展開した。

　指導者の稲川千鶴さんと桜井達樹さんは、児童舞踊部で入賞した作品の中で、子どもの純真さ、童心を最も高く表現した作品の指導者に贈られる童心賞も受賞した。

念願の入賞

　昨年度は惜しくも入賞を逃した同チーム。リーダーの山本芙羽（ふう）さん（平塚学園・高１）は「名前を呼ばれたときは驚きが大きく入賞の実感がなかったけれど、段々入賞できたという実感が出てきた」と話し、稲川さんは「今年は絶対賞を取ろうという気持ちでやってきたので本当に嬉しかった」と語った。

　稲川さんは児童舞踊の特徴について「テーマやストーリーが明確で、まるで絵本の世界を見ているような、子どもらしい純粋でまっすぐな心が表現されている」と話す。

　コンクールに出場したメンバーは以下の通り（敬称略）。▽山本芙羽、高島すみれ、関絵実華、山本颯来（そら）、河村紬、桜井のあ、武田かえで、小薗井（おそのい）直希、堀十咲子（とわこ）、村雨葉月、國枝真帆、山室鈴、山谷さなゑ、長谷川まこ、小薗井洋希（ひろき）、村雨莉衣（りい）