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小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会

公開日:2026.05.30

輸入依存の脆さ痛感 原油高の影響、小田原市内企業でも

  • さまざまな資材が原油由来だというおしぼり工場

    さまざまな資材が原油由来だというおしぼり工場

 「商工会議所から届いたアンケートには、すぐに窮状を書き込んで返送しましたよ」。苦笑気味に語るのは、各種おしぼりのリース事業などを手掛ける株式会社ベスト商会=本社・小田原市上新田=の小玉智武代表取締役社長だ。

 連日の報道が続く中東情勢の緊迫に伴う原油、化学製品原料「ナフサ」の不足が、地域の企業経営を直撃している。市内西酒匂などで工場を稼働させる同社では4月、購入する各種材料の値上げ通知が届いた。個包装や納品用に包装するフィルムや洗剤、ボイラー用の重油、配送用燃料、ポリタンクなどが5月に入り30〜50%値上がりしたという。

 月に数十ケースを仕入れるという各種フィルム、重油も週に5000リットルほど使用するため、原油関連材料の高騰による影響は大きい。「配送トラックのエンジンオイルも不足気味で、従来の走行距離での定期的な交換もままならない」と小玉代表。

 同社では今年2月に人件費上昇に伴う値上げに踏み切ったばかり。「今のタイミングでの再値上げはしづらいが、このまま続けばせざるを得ない。今後は、材料自体が入ってこなくなることも想定される。毎日中東情勢のニュースばかり見ている」と先行きは不透明なままだ。

 観光需要で出荷量は堅調だが、「さまざまな商材が原油に依存し、輸入に頼るエネルギーの脆弱(ぜいじゃく)さを痛感した。今後は情勢が変わっても原料の値段は戻らないのでは」。

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