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秦野版 公開:2011年2月19日 エリアトップへ

初の句集「たんぽぽのポポのポポさん」を発行した「さなだ幼稚園」の園長 市川 俊徳さん 平塚市真田在住 78歳

公開:2011年2月19日

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子どもとの時間を詠む

 ○…今年1月に、出版社「株式会社文學の森」から自身初となる句集「たんぽぽのポポのポポさん」を発行した。幼稚園の園長を務める傍ら子どもたちとふれあう中でひらめいたおよそ270句を、1冊の本にまとめた。「自然にできた作品が形になって良かった。表紙もタイトルも元気で明るいタンポポで」と愛おしそうに本を眺める。「句を眺めると、詠んだときの様子が、鮮明に頭に浮かんでくる」と話すように、思い出がぎっしり詰まっている。

 ○…平塚市真田に生まれ、大根小学校に進学。子どものころから植物が好きだった。「道に生えている草花から造園に使うような花木まで、それぞれに個性があって面白い」と、丹沢や箱根などへも足を運び、観察をした。当時から植物の特徴や感じたことをメモに残しており「この経験が俳句を作るきっかけになったのかな」と振り返る。植物園に就職するも、40代半ばで父親が設立した「さなだ幼稚園」を継ぐことに。「昔から園の手伝いをすることもあったし、何より子どもが好きだから」と話す。その後幼児教育に情熱を注ぎ、子どもたちのためにと園の便りに掲載する童話の創作や、農園での野菜栽培なども独自に取り入れた。

 ○…「句集の多くが子どもとのことばかり」と目を細めるように、園児と接することが創作意欲を掻き立てるようだ。「植物も子どもも同じ。日々成長していく様子を見守るのが楽しい。一人ひとりの個性を大事にして、たくましく成長して欲しい」と、輝く瞳をまっすぐに向ける。

 ○…幼稚園の校庭に出ると、教室内から園児が駆け寄ってくる。“子どもたちと遊ぶ時間を大事にする”というポリシーが生んだ距離感だ。「今でも子どもたちから教えてもらうことが多いよ」と園児を見つめるまなざしは、愛情に満ちている。「これからもずっと、この時間を大切にしたい」。幸せそうにつぶやいた言葉が印象的だった。

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