秦野版 掲載号:2013年3月9日号

市内の懐かしスポット

道端に佇む丸型ポスト

懐かしいデザインのポスターと丸型ポストのある風景
懐かしいデザインのポスターと丸型ポストのある風景

 今ではすっかり少なくなった丸型郵便ポスト。秦野市内では現在、本町・西大竹・曽屋・下大槻・北矢名・緑町に1本ずつ、6か所に残されている。

 郵便差出箱1号(丸型)。丸型ポストと呼ばれるこの型は1970年に角型ポストに変わるまでの主流。日本郵便(株)秦野郵便局によると「正式な設置年数は不明ですが、全て半世紀以上前のものと推測される」と話す。かつては全国に普及したが、風化による損傷、郵便物の増加や大型化に伴う効率化などで角型ポストに変更されていった。市内の丸型ポストは、定期的に同社が塗装や清掃など美化保持を行い、現役使用している。

 北矢名の健速神社の斜め向かい、旧道沿いにある田中屋酒店の脇にも丸型ポストが佇んでいる。店先に貼られた、昭和レトロなデザインの焼酎ポスターとも相まって、なお一層雰囲気を際立たせている「懐かしポストスポット」だ。

 「今も使っているんですか、と聞かれることがある」と話すのは同店三代目の田中ふじ江さん。小学生が懐かしの風景捜しの課題のために訪れたり、「懐かしい」と写真を撮っていく人も少なくないという。もちろんポストは現役。地元の人にとって「昔っから違和感なく使ってる生活の一部。普通のポスト」なのだという。

 ポストは同店の敷地内に設置されており「昔、郵政省のお役人が、新しいのに取り換えましょうかって言いに来たことがあったんだけど、愛着があったからね、そのままにしてもらったの」と懐かしそうな色を瞳に浮かべて振り返る。

 風雨にさらされ、少し色褪せたポスト。今も「ポツネン」と道端に立ち、郵便物を預かり見守る。
 

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