小・中学校教室に空調 今年度補正予算で計上
秦野市は、市内の全公立小・中学校の普通教室などに空調設備を導入する予算を、現在開会中の3月議会に上程、5日に可決された。事業費は12億1790万円。来年度末までに小学校365室、中学校202室へ導入予定。
学習環境向上を目的とした同事業。当初2014年度予算で計上を予定していたが、国の2013年度補正予算における学校施設環境改善交付金の補助採択が見込まれることから、今年度の新規事業として前倒しとなった。12億円の事業費のうち、約3億円が国の補助金によって賄われる。現在開会中の3月議会に補正予算として事業費を計上。同事業を含めた21億円の2013年度一般会計補正予算は、5日に行われた議案審議の結果、原案通り可決された。
近年、増加が著しい猛暑日や、冬季の不十分な換気による二酸化炭素の室内濃度の上昇などから、空調設備の必要性が問われている。このことから全国的に小・中学校への導入が進んでおり、国は学校環境改善による、子どもらの健康の保持増進ならびに学習効率の向上を図っている。
市内では、既に小中学校の保健室や職員室などには設置されている。また本町中学校は2011年に建て替えが完成した新校舎の普通教室には導入済みで、現在1、2年生の合計12クラスで使用中。同校は「生徒らの勉強に対する集中力が高まった。今後3年生の教室にも設置されるのは大変ありがたい」と話している。
中学校は今年の夏休みが終わるまでに、これから設計をする小学校は来年3月末までに設置を完了する予定。
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