2020秦野観光写真コンクールの表彰式が3月19日、本町公民館で開催された。今年は立野台在住の高田篤さん(58)の作品「表尾根・白の静寂と流れ」が、大賞に選ばれた。
表丹沢の美しい自然や秦野の四季、史跡、名勝、行事などをテーマに観光宣伝に活用できる写真を募集するコンクール。写真家の山口高志氏による審査で、市内外から集まった922点から20点が入賞した。
高田さんは8年ほど前から何度も挑戦し、「やっと大賞をいただけた」と喜びを語る。前日から山に登り、塔ノ岳山頂からの幻想的な一瞬を切り取った。
「風景写真は工夫しないと全部同じになってしまうので、そうならないよう工夫した」と高田さん。流れる雲の隙間に覗く山頂、奥の江ノ島に続く構図など様々な仕掛けをちりばめたという。すでに次回作の構想もあり「他の人がやっていない表現に挑戦したい」と意欲を見せる。
入賞作品は4月9日(金)から18日(日)に本町公民館で、4月22日(木)から5月6日(木)に東公民館で展示される。大賞以外の入賞作品は以下(敬称略)。
▽特選=がんばれ新入生(藤澤政義)、緑映える(吉田敏幸)、緑水庵紅葉ライトアップ(岩本千明)、霧氷が光り輝く(村山晶久)、出会いの森(吉田拓矢)、農に励む(岩本義清)、▽水辺の風景賞=水辺の夕暮れ(宇田美貴子)、▽富士を望む賞=富士に励まされ(小瀬村茂)、▽街なみ賞=月夜の街並み(鈴木克哉)、▽風景と人賞=エンジェルラダー(大橋清文)、▽弘法山公園賞=朝日(牧志孝俊)、▽震生湖賞=静寂(金子雅宣)、▽県立秦野戸川公園賞=休日の公園(青木房雄)、▽はだのじばさんず賞=タマネギの天日干し(栗原正行)、山岳雑誌「岳人」賞=霧の大倉尾根(佐藤正一)、▽ケンコー・トキナー賞=煌めく街に魅せられて(加藤庸介)、▽カメラザックラムダ賞=晩秋の大倉尾根(山口剛史)、▽株式会社シグマ賞=展望を楽しむ(山本雄二)、▽小田急ポイントカード賞=富士に向かって走る(栗飯原茂)
作品展の問い合わせは秦野市観光協会【電話】0463・82・8833へ。
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