地形を生かした遊具や生き物観察を楽しむ園児たち
秦野市千村にあるサワガニの里に５月20日、堀川ほほえみ保育園（濱口せつ子園長）が遠足に訪れた。同所に園児が遠足で訪れるのは初のこと。
サワガニの里は、「人が入らなくなり荒れてしまった里山を甦らせたい」という思いから、千村在住の小野薫さんが耕作放棄地を使い４年前に整備した場所。自然の地形を生かしたまま遊具などを手作りし、維持管理を行っている。
職員がサワガニの里を知っており、園から近く自然や生き物と触れ合える場所だったため遠足に活用した。園児14人が訪れ自然の中で楽しんだ。
現地では小野さんが対応し、サワガニの里に住む生き物を子どもたちに紹介。興味深げに観察していたほか、地形を生かした遊具での遊びを満喫した。一通り遊んだあとは、自然の中で弁当をほおばった。「子どもたちからは、すごく良かったという感想があったので、これからも活用させていただきます」と濱口園長は話した。
小野さんは「敷地内の小川に玉石を敷き詰め、利用者いただいたキショウブ約３００本も植えました。ジャンボクルミの苗も植えたので、育つのを楽しみにしてください」と話している。
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