秦野 トップニュース社会
公開日:2023.01.20
表丹沢登山活性化協議会
新大日茶屋ついに解体
ボランティアらと手作業で
表丹沢の稜線上にあり廃屋となっていた新大日茶屋を解体しようと、地元有志が立ち上がり、昨年11月に任意団体「表丹沢登山活性化協議会」(神野雅幸会長)が発足。ボランティアを募り、12月17日と18日の2日間にかけて、解体作業を行った。
新大日茶屋は以前から廃屋となっていた。風雨にさらされ老朽化が進み倒壊寸前の状態で、登山者からも倒壊の危険性が指摘されてきた。そうした状況を何とかしようと解体に向け、木ノ又小屋の神野さんや花立山荘の高橋守さんを始め、作治小屋、滝沢園など山小屋関係者らが協力して、同協議会を立ち上げた。新大日茶屋と表丹沢に感謝を込めて解体事業を「表丹沢サンクスプロジェクト」と名付け、活動をスタートさせた。
17日にはボランティアら34人が参加。最初に作業中に建物が倒壊しないよう補強を施した後、建物内部に入り、分別しながら廃材などを搬出した。一部薪として活用できそうな木材はチェーンソーなどで細断し、歩荷ボランティアらが近隣の山小屋の木ノ又小屋と花立山荘へ運んだ。また18日は26人が参加。外壁のトタンなどを剥がし廃材などを整理した上、小屋を倒して、風で部材などが飛ばされないよう、養生して作業を終えた。
コスト抑え自ら作業賛同者から寄付を募集
本来小屋の解体は所有者が行うものだが、所有者に解体の意思はあるものの大病を患っていることもあり、自ら解体に乗り出すことができない状況であることが分かった。専門の業者に依頼すると多額の費用が発生することになるため、同協議会では解体や荷降ろしにボランティアの力を借りることとした。費用の一部は、所有者も負担しているという。
同協議会では「所有者は多くの人に慕われた人物で、丹沢を愛する私たちの先輩。楽しく作業をしながら、なるべく費用を安価におさえて進めたい」と話す。現在、解体に必要な資機材の購入費用を捻出するため、寄付を募集中。振込みによる寄付は、ゆうちょ銀行記号番号10990口座番号26304681口座名は表丹沢登山活性化協議会。
問い合わせは同協議会神野会長【電話】090・9383・2455へ。
ピックアップ
意見広告・議会報告
秦野 トップニュースの新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!












