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公開日:2026.06.19
災害時想定し防災給食を体験 秦野市内全9中学校で初実施
秦野市は6月10日、市立小・中学校、幼稚園、こども園すべてで、初の一斉引き取り訓練を行った。これに合わせ、中学校全9校で「防災給食」を実施。主食として非常食用カレーライスが提供され、生徒らは常温のまま、非常時の食事を体験した。
今年4月に後発地震注意情報が発令されるなど、防災教育の重要性が高まっている。そのため、児童・生徒らを保護者が迎えに来る引き取り訓練を、今年度からより現実的な災害時を想定し、従来の中学校区ごとではなく幼稚園、こども園を含めたすべての公立施設で同日一斉実施をすることにしたという。
こうした背景から、災害発生時に、自助・共助の担い手としての役割が期待される中学生に、非常時の生活をイメージしてもらおうと、一斉引き取り訓練に合わせて、防災給食の提供が決まった。事前に「給食だより」を通して告知されたほか、実際に食べる非常食用カレーがどんなものかを解説した映像も各学校で放送された。
「新鮮な体験。意外とおいしい」
当日、提供されたのは、災害時学校給食用非常食として開発された「救給カレー」。250g入りで、袋を開けてそのまま常温で食べることができるものだ。
南が丘中学校(米澤禎洋校長)では、生徒が配膳されたカレーのパッケージを見て、原材料名や賞味期限などを確認する様子も見られた。実際に食べ始めると「お子さまカレーの味に似てる」「意外と食べられる」などさまざまな意見が。
桑原灯里さん(3年)は「どんなものか不安はあったが、食べてみるとおいしく、お腹がいっぱいになった」、成田直樹さん(2年)は「水で戻す非常食しか食べたことがなかったので、そのまま食べられたのが新鮮だった。他にどんなものがあるか見てみたい」と話し、それぞれ自宅の備蓄についても考えていた。米澤校長は「普段当たり前に食べている温かい食事が食べられない。そんな災害時をイメージし、各自で考えてもらえれば」と話した。
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