アメリカメジャーリーグで活躍する大谷翔平選手が寄贈したグローブが秦野市教育委員会に届き、冬休み明けの1月9日の始業式をめどに各小学校で披露された。
大谷選手と契約する株式会社ニューバランスジャパンによって、大谷選手が日本全国の小学校約2万校に約6万個のジュニア用グローブを寄贈することが発表されたのは昨年11月。幼少期から野球を楽しんでいた大谷選手。子どもたちがキャッチボールなどを通して、野球の楽しさやすばらしさを体験し、野球の普及や子どもたちの体力向上・健康促進に貢献したいとの思いから、今回のグローブ寄贈が行われることとなった。
対象は、国公私立の小学校、義務教育学校、特別支援学校を含む全国の小学校。各学校に、右利き用2個と左利き用1個の計3個のグローブが贈られる。
本町小は始業式で披露
配送はニューバランスジャパンから全国の教育委員会、国公立大学法人と私立の小学校へ行われ、昨年12月から今年3月までをめどに寄贈が順次始まっている。秦野市教育委員会には昨年12月25日に到着。市内13校の各校に受け渡された。
本町小学校では、1月9日の始業式で全校生徒の前で披露。近藤順子校長がグローブが届いたことを児童に告げると歓声が上がった。また、あわせて大谷選手からの手紙も紹介された。手紙は「このグローブが私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます」と記され、「野球しようぜ 大谷翔平」というメッセージで締めくくられた。
全校児童が見て触る
始業式が終わると、グローブは全校児童が見られるように各クラスに回された。グローブに印字されている大谷選手のサインや、「野球しようぜ!」と記載されたタグを見て、メジャーリーガーからの贈り物だと実感し児童らは喜んでいた。
最初にグローブが回ってきた6年1組では、実際に触ったり、手にはめたりする児童もいた。最後には「大谷選手ありがとう」と記載した黒板を背景に、クラスで記念撮影が行われた。
同校では、今回寄贈されたグローブを展示用にはせず、実際に授業などで活用する予定。詳細な使い方や貸し出し方法については、検討していくという。
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