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公開日:2014.06.12

コートジボワール政府関係者
平安町でまちづくり学ぶ
自国復興の参考に

  • 通訳を介して河西会長(右)に質問する研修員

 コートジボワール政府関係者を研修員として日本に招へいするJICA(国際協力機構)国別研修「コートジボワール社会的統合促進研修」が、全国各地で実施され、6月5日、研修員は平安町を訪問。同町が実施している住民参加型のまちづくりを学んだ。

 この研修は、同国内務省職員らを招き、日本における被災・戦後復興を学んでもらうもの。

 内戦によって主要都市のインフラなどが破壊された同国は、行政と民間が一体となっての復興が急務となっている。

 戦後復興として広島県、被災からの復興として宮城県が研修地として選ばれる中、行政と民間の協働が確立されている平安町も研修対象として選出された。

「美化活動が防犯に」

 平安町での研修は、同町町会の河西英彦会長による講演で幕開けした。

 河西会長は、毎月町会が実施している美化活動など数々の取り組みを紹介。「美化活動は防犯につながる大切な活動」と強調した。また、「国が作る政策はすばらしいものばかり。地域で活かすために、住民にプロセスをわかりやすく説明して」と官民協働の重要性を訴えかけた。

 講演後の質疑応答では、スライドで多数の町会行事を目にした研修員から「どのように市民参加を促しているのか」などといった質問があがった。河西会長は「参加して楽しいことが重要。参加者の選択肢が増えるよう、活動をたくさん行うようにしている」と回答した。

 平安町会館の次は、平安小学校を訪問。同校がエコ活動として実施しているゴーヤカーテンを視察し、授業参観も行った。

地域再構築へ

 コートジボワールは2010年、大統領選をきっかけにイスラム教徒の多い北部とキリスト教徒の多い南部が対立。内戦が勃発した。

 死者3千人以上の紛争で傷ついた地域の復興を果たすため、行政と住民と協働で社会インフラの整備や、地域コミュニティの開発が重要課題となっている。

 プロジェクトリーダーの関口正也さんは「平安町が行っているきれいで安全なまちづくりや、行政と民間の連携を学んでほしかった」と狙いを話す。

 平安町での視察を終えた研修員は「自国でも同じような活動ができれば」と充実した表情で話した。

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