殿町拠点でまちびらき 経済活性に期待の声
京浜臨海部ライフイノベーションの中心的エリアである川崎区の殿町国際戦略拠点「キングスカイフロント」のまちびらき記念式が先月28日、川崎生命科学・環境研究センター「LiSE(ライズ)」で開かれた。
キングスカイフロントは川崎区殿町3丁目のいすゞ自動車跡地に健康、福祉、医療、環境分野の研究開発から新産業を創出する拠点として10年から整備が進められている。11年には実験動物中央研究所と再生医療・新薬開発センターが運営を開始。来年には(仮称)ものづくりナノ医療イノベーションセンターの運営が予定され、ジョンソン・エンド・ジョンソン、国立医薬品食品衛生研究所が進出する計画。
まちびらきは、殿町3丁目のライフラインや道路整備が終了し、3月に中核施設のひとつであるLiSEが開所したことを記念して行われた。この日の式典には国、県、市の関係者をはじめ、企業研究所や地元の関係者ら300人が出席した。
阿部孝夫市長は「キングスカイフロントでの取り組みが人類全体の幸福につながる。アジアヘッドクォーター特区を整備する対岸の大田区と連携し、国全体をリードしたい」とあいさつ。
川崎商工会議所の山田長満会頭は「高度な技術をもつ中小ベンチャー企業が周辺に集積している。医療機器開発などで連携してもらいたい」と経済的な活性に期待を示した。
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5月17日
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