読売巨人軍は、現在のファーム球場「読売ジャイアンツ球場」(多摩区菅仙谷)に隣接する東京都稲城市に新たなファーム専用球場を新設し、商業施設も併設の「TOKYO GIANTSTOWN(仮称)」を建設する構想をこのほど、発表した。完成は2023年3月末を目指し、現在のファーム球場は、主に3軍のグラウンドとして使用する。
巨人は「読売ジャイアンツ球場」に隣接する稲城市に4万1900平方メートルの土地を取得。稲城市の南山東部土地区画整理組合と土地売買予約契約を締結した。新ファーム球場は天然芝のグラウンド、LEDナイター照明6基、天然芝の観客席や外野スタンドのテラス席、デッキ広場などが備えられ、中堅122m、両翼99m。球場の隣には商業施設も併設し、野球観戦だけではない、地域の人々の憩いの場をイメージしている。
建設予定地は南山東部土地区画整理事業地(約87ha)東側。敷地面積は4万1900平方メートルで、現在の読売ジャイアンツ球場・関連施設の約1・2倍となる。建設着工は関係機関との協議を踏まえ、2021年3月末に予定し、2023年3月末の完成を目指す。
巨人はかつての多摩川グラウンド時代の練習風景をイメージ。新球場を若手選手育成の拠点に、野球を通じて多摩地区全体の地域振興に努める考えだ。久保博代表取締役社長は「新球場は、選手の育成と強化に取り組む場であるとともに、地域の方々が集い、野球を楽しんでもらう場にしたい。関係機関のご理解を得ながら、『TOKYO GIANTS TOWN』で、スポーツ振興による新しい街づくりに貢献したいと思います」とコメントしている。
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