町田 社会
公開日:2015.07.02
建築技術学び地元で活用
パプアとの架け橋に
町田市真光寺町の(株)鈴木瓦店で、パプアニューギニアから来たアパ・コアさん(26)とアガスティン・モンゴル・アバさん(22)が建築の技術を身に付けるため研修を受けている。
2人は4月上旬に来日。実践を通しながら建築技術に関することを学んだ。社長の志村容一さんは「パプアニューギニアは、地震も多く風雨など自然も厳しい。街はどんどん都会化しているが、現地の環境に合った建築技術が必要とされている。日本と同じような環境なので、日本の建築技術を学んで地元で活かしてほしい」と話す。
志村社長が所属する東京町田クレインライオンズクラブは、これまで長年にわたり同国への教育支援や奨学金などを提供し続け、物資のみならずホームスティの受入れや技術の提供など実施してきた。
志村社長は、こうした現地の人たちとの交流の中から、同国に宿泊施設『志村ロッヂ』を建設。地元の人たちの雇用と交通網の拠点として利用されている。
6月下旬に帰国した2人だが、アバさんは卒業後に同ロッヂに就職する予定だという。「色々なことを学べたし、東京タワーや多摩動物園にも行けて本当に良かった。しゃぶしゃぶ、お寿司が美味しかった」と笑顔で話していた。
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