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公開日:2026.07.02

「児童の荷物軽く」定着に差 町田市内小学校 開始から3カ月

  • 「児童の荷物軽く」定着に差 (写真1)

  • 「児童の荷物軽く」定着に差 (写真2)

 その日の授業で使わない教科書などを学校に置いて帰る「置き勉」を可能にするなど、町田市立小学校に通う児童らの通学時における荷物を軽くし負担を減らす取り組みがスタートして3カ月。歓迎する児童らの声が聞かれる一方で実施に戸惑う学校もあるようだ。

 「荷物が軽くなった。以前より楽に歩ける」――。町田市教育委員会が小学生の通学時における荷物を軽くし負担を減らすことを決め、「荷物らくらく登校」として始めて3カ月。鶴川第一小学校では取り組みを歓迎する児童らの声が聞かれている。保護者も荷物を減らすよう子どもに話しかけるようになっているといい、同校の安東深雪校長は「元々置き勉に取り組んでいたので特に混乱はなかった」と話す。

 一方、他の市内小学校では「試行錯誤の状態」「まだ徹底できていない」などとするところもあり、新しい取り組みが市内全校に定着するにはもうしばらく時間がかかりそうだ。荷物らくらく登校ついて市教委が定めるのが、「低学年は3〜4キログラム」、「中高学年は4〜5キログラム」という荷物の目安。子どもに負担の少ない重量として、アメリカ小児科学会が推奨する子どもの平均体重の10〜20%を参考に設定したという。

 市教委は2023年度から一部学校で試行を始め、ランドセルや水筒、習字セットなどの主要な荷物についての参考重量の一覧を今年度の全校スタートに合わせ、学校と家庭の双方に配布。自分の荷物の総重量を「見える化」することで、計画的に持ち物を準備できる環境を整えてきた。

 市教委指導課の担当者は「目安を具体的な数字で示すことで意識しやすくなると考えた。不要なものを持ち帰らないよう家庭でも工夫してもらいたい」と話す。

 取り組みの背景の1つにあるのが、2040年度までに実施する計画となっている市内小学校の統廃合。昨年度から一部学校で進められるようになり、統廃合により通学する距離が延びる児童が出てくることから、子どもたちの負担軽減対策の1つとして「荷物らくらく登校」の実施が検討されてきたという。

 この取り組みを広めていきたいとしている町田市議会議員の矢口真由さんは「小学生の荷物は重く、身体的影響を心配してきた。一方で重さを明確な数字で表すべきと訴えてきた。市内全校で実施するなかアンケートを取るなど、途中経過を把握し改善を進めてもらいたいと思う」と話している。

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