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町田 教育

公開日:2017.11.23

青春時代にタイムトラベル
30年前の思い出を開封

 鶴川中学校70周年事業の一貫として18日、同校で30年前に埋めたタイムカプセルの開封式が行われた。

 このタイムカプセルは創立40周年記念の事業として、1987(昭和62)年当時に在籍していた1年生から3年生が作文「未来へのメッセージ」や集合写真、合唱コンクール時に録音したカセットテープなどを埋めたもの。

 当日は約100人の卒業生のほか、当時のPTA、関係者ら大勢が集まり、開封を見守った。

 当時のPTA会長の小川康夫さんは「昨夜は、中のものが大丈夫かなと思い、なかなか寝付けませんでした」とあいさつ。地元の業者や教育委員会、保護者らが当時、奔走して実現できたことや、校舎の移転により埋設した場所が変わり、今年6月にタイムカプセルを探したことなど苦労話を披露。「多くの人の協力により、今日を迎えられた」と話した。

 タイムカプセルを開封すると、ビニールで密封された作文や教科書、ビデオテープ、通知表、制服などがぞくぞくと取り出された。

 集合写真などがテーブルに並べられると、卒業生たちは30年前の青春時代にタイムトラベルしたようで、会話が弾んでいった。3月4日の日付が載った合唱コンクールのパンフレットを見つけた卒業生は「思い出したの。この日、公立高校の合格発表日で、落ちたんだよね。とても悲しい思いをしながら歌ったのを、久しぶりに思い出した。すごいね。何十年ぶりに、あの時のことが甦ったよ」と笑っていた。

 この展示はきょう23日まで同校で公開している。

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