神奈川県内の小中学生を対象にしたアイデア作品コンテスト「第70回神奈川県青少年創意くふう展覧会」が11月11日から13日まで開かれ、県内各地区から推薦された158点の中から、市内からは北の台小学校3年生の佐々木悠河くんの作品「チョウチンアンコウ」が「神奈川県発明協会会長賞」に、寺尾小学校3年生の鳥羽絢華さんの「A・B・C・・・」が優良賞に選ばれた。12月20日には横浜市内で表彰式が行われる。
佐々木くんの作品を含む13賞の特別賞は「全日本学生児童発明くふう展」に推薦され、1月の選考会を通過すれば3月に科学博物館(東京・上野)で開かれる同展へ出品となる。担当課によると「もし決まれば、おそらく市では初」という。
「チョウチンアンコウ」は口に設置したプロペラが風を受けて回転すると発電し、光る仕組み。反対向きに羽が付いた別のプロペラを付けると電流が変わり異なる色に光る。佐々木くんは、日頃よく見ている魚の図鑑から不思議な生態をもつチョウチンアンコウに注目した。イメージ図を描き、光る部分は父親のアドバイスを聞いて約5日間かけて製作。アンコウのぬめりある質感などにはテーブルシートを使って表現した。絵の具が剥げないように内側から塗るなどの工夫もした。
普段は外で遊ぶことが多いという佐々木くん。「将来は、発明家になりたい」と話していた。