2月8日午後2時頃、アメリカ海軍第5空母航空団所属の航空機EA-6Bプラウラーから複数の部品が大和市上草柳の農地や県道に落下した。部品は最大で2m18cm・幅1m7cmあり、複数ある内のひとつが走行中の乗用車に衝突した。
同日、笠間城治郎市長は「昨年、一昨年と米軍機による事故が続いており、大変怒りを感じる。事故原因が究明され安全対策が講じられるまで全ての飛行停止を強く求める」とコメントを発表。9日には市と市議会がスティーヴンJ.ウィーマン米海郡厚木航空施設司令官に要請書を提出した。
9日の要請に対し司令官は「大変申し訳ない。EA-6Bは飛行を停止し、原因究明と再発防止に取り組む」と回答。さらに市は10日、ジェームズD.クロイド在日米海軍司令官にも飛行活動停止を要請。対応したファラー副司令官は「事故の発生は遺憾。飛行前後の航空機の安全確認を維持し、事故の原因を検査し、10日は一切のジェット機の飛行を差し控えている」と回答したが、同日夜、米海軍司令部は飛行再開を発表した。
11日に米軍機の飛行が再開され、市民からは不安の声が寄せられた。笠間市長は「飛行活動停止を強く求めていたにも関わらず、事故の調査結果等が明らかになる前の再開は極めて遺憾である」とコメントした。 最近では2010年1月に戦闘攻撃機から部品が落下し市内大上の民家の一部を破損する事故が発生、11年2月には寒川町で戦闘機から部品が落下している。
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