鹿屋市と災害協定結ぶ 柏市に次ぐ2都市目
綾瀬市は6月29日(金)に鹿児島県鹿屋市と「災害時における相互応援に関する協定書」を締結した。災害発生時に応急復旧に必要な職員派遣や資機材の提供などの応援を円滑に遂行するための項目を定めている。
綾瀬市では2011年3月11日の東日本大震災発生後、遠方都市との相互応援協定の必要性を感じ締結先を探していた。市が県外の市町村と相互応援協定を締結しているのは千葉県柏市のみ。大規模な地震などが発生した場合に、近い都市ではお互い同様の被災をする可能性がある。
鹿屋市は綾瀬市と同じバラを「市の花」とし、両市とも全国組織の「ばら制定都市会議」に加盟している。同会議には全国で22都市が加盟しており、両市はお互い海上自衛隊の航空基地を抱える市でもあることから交流があった。人口約10万人と街の規模も近いことから2012年4月に話が発展し、6月29日に締結。笠間城治郎綾瀬市長は「大きな地震災害の発生が危惧されている中で、遠方の市である鹿屋市と相互応援協定が締結することは大変心強い」と話した。
鹿屋市は九州南東の大隅半島のほぼ中央に位置し、大隅地域の交通・産業・経済・文化の中核を担う。市域北部には日本の自然百選にも選ばれている高隈山系が連なり、西部には錦江湾に面し、美しい海岸線などが見られる。
|
|
|
|
|
|