4年連続で火災減少 過去40年で最少の年間10件
綾瀬市内で2012年に発生した火災件数が10件で、過去40年で最少の発生件数であることがわかった。市では08年から継続的に減少傾向で、過去最少となった11年の22件よりさらに大幅に減少した。
年間の火災発生件数は市消防本部が設置された1972年から記録されており、該当年の1月1日から12月31日までに発生した建物火災、林野火災、車両火災などの合計件数。過去最多の02年には62件発生し、建物火災だけで23件、28棟を焼損し、59人が罹災していた。12年は建物火災5件、車両火災1件、その他(草など)4件。大幅に減少した主な要因について市消防本部は「11年3月の震災以後、防災に対する意識がかなり強まっており、市民の防火力が向上しているのでは」と話している。また「今後も火災発生件数減少を継続していきたい」とし、火災予防活動として住宅用火災警報器の点検を薦めている。
火災警報器は電池の寿命などから最大10年を目安に交換が推奨されている。消防法が改正され、新築住宅への警報機設置が義務付けられたのは06年6月で、「当時設置した住宅では7年となるので、電池切れになっていないかなど、作動確認してもらいたい」と話す。
市内では防火活動として、消防職員が毎日巡回するほか、市が定めた毎月13日の「市民防火・防災の日」には消防団や婦人防火クラブが各地域を巡回し、幼年消防クラブは法被(はっぴ)をきて登園するなどしている。
|
|
|
|
|
|