青少年の健全育成や非行防止にかかわる活動を行う「青少年育成員」が4月1日から新しく配置される。これまでの青少年指導員と同補導員が解散となり、新しい組織として地域の子どもたちにむけた活動が始まる。
「青少年育成員」は地域の実情を詳しく知る自治会から選出されている。上土棚自治会から3人、寺尾地区の4自治会から各1人、そのほかの9自治会から各2人の計25人で活動する予定。30歳代から70歳代までの幅広いメンバーが選出されているという。
任期は2年で、あす4月6日に笠間城治郎綾瀬市長から委任を受け、その後メンバーで会議を開いて活動方針を決定する。市全体のイベントだけでなく、各地区でのイベント企画やパトロールの実施、中・高校生らで組織される「ジュニアリーダー」への指導や地域の青少年関係団体へのサポートなどで活躍が期待されている。
青少年指導員と同補導員を見直し、今回の育成員を立ち上げた。これまでは指導員がイベントや教室などの事業を行い、補導員はパトロールなど非行防止活動を担っていたが、県の青少年保護育成条例が改正され11年4月から青少年の深夜(午後11時以降)外出が禁止など、地域社会での青少年育成が浸透する社会の流れをうけ、制度の見直しが行われた。家庭・学校・地域が一体となり連携できる組織が必要と判断。まとまりが増し、新しい組織として幅広い役割を担う。
「サポーター」制度も
自治会選出の青少年育成員のほかに、市には希望者に向けた「青少年サポーター」の制度がある。県職員などによる座学やレクレーション指導などを学ぶ養成講座を修了すると市から認定されるもので、市内の子どもむけ事業や成人式などでスタッフとして活動する。今年度も養成講座は開講予定で、市のHPや広報を通じて受講者募集を行われる。
問合せは市青少年課【電話】0467・70・5655へ。
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