心癒すキャンドルの夜 350人が来場 城山公園で
公園に並んだ1500個のキャンドルが、温かい心を育む――。綾瀬市とNPO法人 Voice(野中真一理事長)による市民協働事業「8万人のキャンドルナイト」が、6月21日に城山公園で行われ350人が来場した。
夏至と冬至の年に2回、電気照明を消してキャンドルを灯す全国運動「100万人のキャンドルナイト」に連動した同企画。やわらかなキャンドルの明かりを眺め、節電や環境保全、家族の団らんなどを考えスローな時間を過ごすことを目的にしている。
綾瀬市内では2011年11月に綾瀬市文化会館前で初開催され、以来夏至と冬至のタイミングで同公園や市役所南側広場などで開催されてきた。
第4回目の今回は雨天となり、当初の予定より縮小した1500個のキャンドルを設置。開始予定より早い時刻から多くの人が集まり、キャンドルの点灯を行った。点灯には子どもたちも参加。ゆれる炎が消えないように、そっとひとつひとつ点灯していた。
午後7時をまわると雨で濡れた地面にキャンドルの明かりが反射し、浮かび上がるように灯った。会場ではレインコートを着た親子らがその光景をゆったり眺め、モニュメントの前で記念撮影なども楽しんでいた。野中理事長は「多くの方に協力いただき、雨天でもたくさんの人が来場してくれた。少しずつ運動が浸透してきているのでは」と話している。キャンドルナイトは会場以外でも、自宅などでキャンドルを灯すことも推奨している。
同イベントは、冬至にあたる12月下旬にも市内で開催される。また、綾瀬市社会福祉協議会が中心となって行っている「綾瀬発・釜石応援プロジェクト」で、東日本大震災で被災した釜石市内でも7月27日の夜に行う予定。