厚木市を拠点に活動している中学生硬式野球チーム「相模ボーイズ」が5月25日から6月15日まで行われた「第44回日本少年野球選手権大会神奈川県支部予選」を制し、全国大会出場を決めた。
チームにとっては16年ぶり6回目の全国。今大会では、ピッチャーで市内在住の中嶋優斗君と小川岳人君がメンバーとして奮闘している。2人は8月2日から5日まで大阪府で開かれる全国大会で日本一をめざす。
綾北中学校3年生の2人は小学生野球チーム「綾瀬ストーンズ」時代からのチームメイト。2人とも小学校を卒業する時に、先輩らの誘いで同チームの見学に行き、雰囲気に惹かれ入団を決めた。今年で創設32年の伝統あるチームでプロ野球選手も輩出している。
大会は辛抱の初戦で幕開けした。中嶋君が先発出場した「愛川ボーイズ」戦で6回まで0対0の展開。「環境に慣れず、なかなか空気をつかめずにいた」と中嶋君は振り返る。耐えながらも徐々に調子を取り戻し、キレのある直球とスライダーでしのいだ。主砲の林君が一打を放ち最終回の7回にサヨナラ勝ちをおさめた。
勢いにのったチームは2回戦で「綾瀬ボーイズ」に9対0のコールド勝ち、3回戦では「津久井ボーイズ」に7対0のコールド勝ちの快勝。優勝候補の「横浜泉中央ボーイズ」を相手にブロック決勝を迎えた。
0対3のビハインドで迎えた3回裏、6番の後藤君が満塁で走者一掃の逆転3塁打を放つなど打者12人で9安打をあつめ一挙7点の猛攻。中嶋君も反撃をしのぐ好投をみせた。10対5でゲームセット、全国出場が決まるとナインは胴上げで喜んだ。「小学生のときは東日本大震災の影響で全国大会が中止となったので、今大会はどうしても、みんなで全国に行きたかった」と2人は話す。
全国にむけて中嶋君は「全てが強いチーム。結果を残し自分たちの力を証明したい」と話す。小川君は「ピッチャーとしての経験はまだ浅いが、知識をつけて臨む。1秒でも長くこのメンバーで野球ができるようにしたい」と話している。
全国大会には県内から同チームのほかに「湘南ボーイズ」が出場する。「相模ボーイズ」の初戦は8月2日、三重県の「伊勢志摩ボーイズ」と対戦する。
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