市文化会館と中央公民館を会場に3月29日(土)と30日(日)、綾瀬市こどものまち「夢のまち ミニあやせ」が行われる。まちの中で仕事を探し、働いて得た給料で税金を納め、残ったお金で買い物を楽しみながら社会の仕組みを学んでいくという取り組みで、綾瀬市では初の開催となる。
ミニあやせは、子どもたちが自ら構成を考えたまちで働いたり買い物をしたりしながら、社会の仕組みを疑似体験する。会場で市民登録をして仕事を探し、働いて得られる専用通貨「スター」で税金を納め、残った給料で買い物をすることができる。
まちの仕組みやルール、レイアウト、出店内容などを考え運営を行うのは、市内の小中学生で組織される子ども実行委員。公募で集まった小学生35人と中学生1人で構成されている。
子どもが作る”子どものまち”
子ども実行委員は昨年6月に組織され、ミニあやせ開催に向け9回の「子ども会議」を重ねてきた。会場のレイアウトや施設・店の内容、決まり事の取り決めのほか、実際の街を見て勉強する「市内探検」や、「千葉市こどものまちCBT」の視察も行っている。
15日には開催前最終となる第10回会議を、市役所で実施。それぞれのグループに分かれた子どもたちは、看板作成や仕事内容のまとめなど準備を行い、全体会議で状況を確認した。この後は前日準備を行い、当日を迎えるのみとなる。
遊びグループで仕事内容をまとめていた工村凪(なぎ)さん(天台小6年)は、「書いたりするのが大変だけど、準備は楽しい。当日が楽しみ」と、笑顔で話した。
参加受付は直接会場で
会場には市役所・お仕事センター・銀行・警察など7つの公共施設のほか、豚汁・焼きそば・ドーナツ・ホットドッグなど8つの飲食店、ゲームセンター・占い・宝くじなど4つの遊び場、雑貨やペーパークラフトを製作し販売する工房などが設営される。
また、仕事や買い物の場以外にミニステージやリフティング大会、ブタッコリ〜とジャンケン大会、ミニあやせ市長と綾瀬市長の対談などのイベントも用意されている。ミニあやせ市長は会場での選挙で選出される趣向だ。
開催時間は午前10時〜午後4時。小学1年〜中学3年対象で、参加希望者は直接来場し受け付けをする。食べ物屋で働く場合はエプロン持参。
子どもたちの様子は文化会館大ホールのライブ映像で見られるほか、当日申込み制の「大人見学ツアー」も予定されている。
問合せは運営委員会事務局(市青少年課内)【電話】0467・70・5655へ。
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