「見に来て 手作り甲冑」 地元愛好家の展示、話題に
厚木駅近くの「河の手ギャラリー」(飯島廣代表・海老名市河原口1の21の20)で、5月6日(水・祝)まで開催されている「端午の節句展」で、綾瀬市の牧野守幸さん(大上在住)と、宮崎宏さん(寺尾北在住)が手掛けた「手作り甲冑」が展示されている。パーツごとに厚紙をカットし、紐で編み込み、光沢を付け色付けした甲冑は本物さながらの重厚感を持つ。どちらの作品も実際に着ることもできるほど頑丈に仕上がっている。
ベースの手法は「伊勢原甲冑隊」
もともと物づくりが得意だった牧野さんが手作り甲冑に興味を持ったのは、7年前に「伊勢原甲冑隊」の記事を新聞で見たのがきっかけ。早速入隊して作り方を学び、6カ月かけて最初の作品を完成させた。
甲冑づくりに夢中になった牧野さんは、その後も続々と作り上げる。今回の展示には、これまでの作品の中から甲冑2領と工事用ヘルメットを材料にした兜を2つ、水道管を素材に造った火縄銃も出品している。
宮崎さんが甲冑作りに足を踏み入れたきっかけは、4年前に新聞で見かけた牧野さんの記事。「ぜひ見せてください」と本人に連絡を取り、見学に行った。
ボトルシップやジオラマ作りなどが好きで手先が器用だった宮崎さんは、牧野さんの作品を参考に独自に甲冑を作り上げた。展示には、4年間で制作した4領が提出されている。
主催する飯島代表は「展示は見て、触れることができます。ぜひ、小さなお子様を連れてお越しください」と話している。
問合せは同ギャラリー【電話】046・235・8446へ。