綾瀬市は一般会計314億円の2016年度当初予算を編成し、現在開会している市議会定例会に提出した。(仮称)保健福祉センター整備の本格化やインターチェンジ関連など都市基盤整備費増に加え、子育て施策経費や年金生活者等支援臨時福祉給付金など社会保障費増を受け、予算規模は3年連続で増加。過去最大規模となった。
笠間城治郎市長は記者会見で、「元気の力」「産業の力」「教育文化の力」「環境の力」「安全安心の力」「プラス1の力」を柱に掲げた新年度当初予算案を発表した。
河川浸水対策や人工透析医療機関誘致など市民生活に直結した施策を重視した上で、地方版総合戦略に基づいた結婚・出産・子育てへの支援や雇用創出、保健福祉センター、綾瀬スマートインターチェンジ(SIC)関連事業等へ優先的に配分されている。
一般会計の予算額は前年度当初予算306億円に対し、8億円の増となった。保健福祉センター建設事業に約10億3千万円、SICに係る市道整備や周辺工事等に約30億3千万円が計上されている。
また、患者の利便性向上と災害時の応急対応確保のため、今年10月開設を目指している人工透析医療機関の設備導入への助成に4千万円を計上。近年多発する集中豪雨による比留川の浸水対策として、落合北地区の溢水防止等に約7億3千万円が盛り込まれている。
その他、国の地方創生総合戦略に基づき策定した「綾瀬市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に係る事業として、多子世帯への紙おむつ支給や、ロケツーリズムによる誘客の促進、地域活性化応援寄附金制度(ふるさと納税返礼品)創設=関連記事あり=などにも予算が割り当てられた。
一般質問
市議会議員が市長など執行部に対して質問・提言する一般質問が、3月15日と16日に行われる。17議員が36項目について質疑する。各日とも午前9時から綾瀬市議会議場にて。市議会ホームページのインターネット中継と、市役所1階ホールのテレビでも放映する。
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