神奈川県綾瀬工業団地協同組合(丸山裕司理事長)が中小企業庁長官表彰を、さがみ野工業団地協同組合(飯室雅海理事長)が全国中小企業団体中央会会長表彰を、県中小企業団体中央会からそれぞれ受けた。
中央会は、県下中小企業の振興発展に資するため団体の組織化を推進し、各種支援事業を通して育成に取り組んでいる。約900の会員が所属し、同表彰では市内から2団体が選ばれた。
両工業団地は公害防止事業団や県などの指導により設立された。単独の工業用地と違い24時間稼働できるなど、工業系企業に多くのメリットがある。
1969年に設立され、中核工業団地として市内で最も古い歴史をもつ綾瀬工業団地。23の正会員と23の賛助会員で構成される。維持・継続のためルールを作り、地域工業発展に尽力してきた。丸山理事長は「47年前のままではなく、次世代のためにできることを考えたい」と展望を語った。
さがみ野工業団地は1978年創立で、現会員数は22社。同組合では20年ほど前から加盟企業の若手で構成される「八広会(はちこうかい)」を組織し交流を図るなど、企業間連携を続けてきた。「会員にとって意味のある団体であり続けられるようがんばりたい」と飯室理事長は話した。